Excel VBA 新しい行を挿入する｜初心者向け

この記事では、Excelワークシートで新しい行を挿入する方法について説明します。VBA（Visual Basic for Applications）を使用することで、特定の操作を自動化できます。

アクティブシートのアクティブセルに新しい行を挿入する

まず、アクティブなシート内のアクティブなセルの行に新しい行を挿入する方法を説明します。

■アクティブなシート内のアクティブなセルの行に新しい行を挿入する例

Sub 新しい行挿入1()
    ' アクティブなシートに新しい行を挿入
    ActiveSheet.Rows(ActiveCell.Row).Insert
End Sub

1行目は、Sub 新しい行挿入1()というサブルーチンが定義されています。

このサブルーチン名は、後でVBAマクロを実行するときに呼び出すために使用されます。

ActiveSheet.Rows(ActiveCell.Row).Insertという1行のコードが本体です。

これにより、アクティブなシート（現在選択されているシート）内のアクティブなセル（現在選択されているセル）の行に新しい行が挿入されます。

次に、特定のシートの特定の行に新しい行を挿入する例を説明します。

■NEWシートの4行目に新しい行を挿入する例

Sub 新しい行挿入2()
    ' NEWシートの4行目に新しい行を挿入
    Sheets("NEW").Rows(4).Insert
End Sub

Sheets(“NEW”).Rows(4)の「Sheets」の後の括弧内にシート名”NEW”を入力します。「Rows」の後の括弧内に行番号4を入力します。

特定のシートの特定の行に新しい行を複数行挿入する例を説明します。

■複数行（4行目に3行）挿入する例

Sub 新しい行挿入3()
    ' NEWシートの4行目から新しい行を3行挿入
    Sheets("NEW").Rows("4:6").Insert
End Sub

Sheets(“NEW”).Rows(“4:6”)の「Rows」の後の括弧内に行番号”4:6″を入力します。

今回はExcel VBAを使用して、新しい行を挿入する方法について説明しました。

Excel VBAは、Excelの操作を効率化し、繰り返し発生するタスクを自動化するのに役立つ強力なツールです。必要な場面に合わせてカスタマイズし、Excelの作業効率を向上させましょう。