この記事では、switch文による条件分岐について使い方を詳しく説明します。
switch文
PowerShellでは条件分岐の方法として、 if文以外にswich文があります。
switch文は、複数の分岐条件を評価する場合に適しています。
if文は、条件によって異なる処理を行えますが、条件が多くなると、if文では読みづらくなります。
switch文では、複数の条件を1つにまとめられるため、多数の条件がある場合でも、比較的簡単に記述することができます。
構文
switch(評価する値)
{
評価条件1 {
(処理)
}
評価条件2 {
(処理)
}
...
default {
(処理)
}
}
「評価する値」を評価条件で判定します。評価条件と一致する場合は評価条件の後のブロックを実行します。どの評価条件にも当てはまらなかった場合は、defaultブロック内の処理を実行します。
使用例
$color = 2
switch ( $color )
{
0 {$result = '赤'}
1 {$result = '青'}
2 {$result = '黄'}
default {$result = '白'}
}
#実行結果
黄
switch文の完全な構文
switch [-regex | -wildcard | -exact] [-casesensitive] [-file]
(評価する値)
{
評価条件1 {スクリプトブロック;Break}
評価条件2 {スクリプトブロック;Break}
...
default { スクリプトブロック}
}
switch文のオプションは、switchで評価される内容が文字列の場合に使用できます。
オプションを使用しない場合は、Exact パラメーターを使用した場合と同じように動作します。
switchのオプション
| オプション | 意味 |
| -regex | 正規表現文字列 |
| -wildcard | ワイルドカード文字列 |
| -exact | 完全一致 |
| -casesensitive | 大文字と小文字を区別 |
| -file | ファイルからの入力で評価 |
まとめ
今回はPowerShellのswitch文について説明しました。
