PowerShellの基本操作③（演算子、エスケープシーケンス）｜初心者向け

この記事では、PowerShellの基本操作③ということで、スクリプトを書く時のルールについて、演算子やエスケープシーケンスなどを説明します。

過去の記事は↓を参照してください。

参考
PowerShellの基本操作①
PowerShellの基本操作②

演算子

PowerShellで使用できる演算子（算術演算子、比較演算子、論理演算子、文字列演算子、代入演算子、単項演算子、優先順位など演算子）です。

演算子	意味	使用例	結果
-eq	等しい	“123” -eq “123”	True
-ne	等しくない	“123” -ne “123”	False
-gt	より大きい	22 -gt 11	True
-ge	以上	22 -ge 11	True
-lt	より小さい	22 -lt 33	True
-le	以下	22 -le 33	True
-Like	ワイルドカードと等しい	”PowerShell”, ”VBScript” -Like ”*shell”	PowerShell
-NotLike	ワイルドカードと等しくない	”PowerShell”, ”VBScript” -NotLike ”*shell”	VBScript
-Match	正規表現にマッチする	“apple”, “banana” -Match “ap”	apple
-NotMatch	正規表現にマッチしない	“apple”, “banana” -NotMatch “ap”	banana
-Contains	左側に右側が含まれる	“apple”, “banana”, “cherry” -Contains “apple”	True
-NotContains	左側に右側が含まれない	“apple”, “banana”, “cherry” -NotContains “apple”	False
ｰIn	右側に左側が含まれる	“apple” -in “apple”, “banana”, “cherry”	True
-NotIn	右側に左側が含まれない	“apple” -notin “apple”, “banana”, “cherry”	False
-Replace	置換	“Hello world” -replace ” “Hello”, “Hi”	Hi world

演算子	意味	使用例	結果
-and	論理積（左右の式がともにTrueの場合、True）	(1 -eq 1) -and (1 -eq 2)	False
-or	論理和（左右の式がどちらかTrueの場合、True）	(1 -eq 1) -or (1 -eq 2)	True
-xor	排他的論理和（左右の式のどちらか一方がTrue、もう一方がFalseの場合、True）	(1 -eq 1) -xor (2 -eq 2)	False
-not	否定（演算子の後ろに続く式を否定）	-not (1 -eq 1)	False
!	否定	!(1 -eq 1)	False

PowerShellのエスケープシーケンスは、バッククオート（ `）です。

プログラムの行末に書くと行継続をします。

$ などの特殊な意味を持つ記号の前にエスケープシーケンスを書くと、そのままの文字として評価します。

また、バッククオートに続けて特定の英数字を書くと、改行やタブなどの特殊文字として評価します。

PowerShellで使用できるエスケープシーケンスです。

今回はPowerShellの演算子、エスケープシーケンスについて説明しました。

次回も基本操作について説明します。