Excel VBA ワークシートを追加、削除する方法｜初心者向け

Excel VBA（Visual Basic for Applications）を使用すると、Excelワークブック内でさまざまな操作を自動化できます。ワークシートを追加することは、特にデータの整理や報告書の作成において非常に便利です。この記事では、Excel VBAを使用してワークシートを追加する方法について説明します。

ワークシートを追加する基本的な方法

ワークシートを追加する基本的なコードの例

Sub ワークシートを追加()
    Sheets.Add
End Sub

この例では、新しいワークシートをワークブックに追加します。

ただし、この新しいワークシートにはデフォルトの名前が付けられます（通常はSheet1、Sheet2、…と続きます）。

ワークシートに名前を付ける

ワークシートに名前を付けることは、そのワークシートを識別しやすくし、コードをより使いやすくします。

名前を付けてワークシートを追加する例

Sub ワークシートに名前を付けて追加()
    Dim NewSheet As Worksheet
    Set NewSheet = Sheets.Add
    NewSheet.Name = "新しいワークシート"
End Sub

この例では、新しいワークシートを追加し、そのワークシートに「新しいワークシート」という名前を付けます。

ワークシートの位置を指定して追加する

新しいワークシートをワークブック内の特定の位置に追加することもできます。

特定の位置にワークシートを追加する例

Sub 特定の位置にワークシートを追加()
    Dim NewSheet As Worksheet
    Sheets.Add(Before:=Sheets("Sheet1")).Name = "新しいワークシート"
End Sub

この例では、既存のワークシート ”Sheet1” の名前を指定して、そのワークシートの前に新しいワークシートを追加し、”新しいワークシート” という名前を付けます。

ワークシートをカスタマイズする

ワークシートを追加した後、カスタマイズすることができます。たとえば、セルにデータを入力するか、セルの書式設定を変更することができます。

ワークシートを追加した後、カスタマイズする例

Sub ワークシートをカスタマイズ()
    Dim NewSheet As Worksheet
    Set NewSheet = Sheets.Add
    NewSheet.Name = "カスタムワークシート"
    
    ' セルにデータを入力
    NewSheet.Range("A1").Value = "データ1"
    NewSheet.Range("A2").Value = "データ2"
    
    ' セルの書式を変更
    NewSheet.Range("A1:A2").Font.Bold = True
    NewSheet.Range("A1:A2").Interior.Color = RGB(255, 0, 0)  ' 赤色
End Sub

この例では、新しいワークシートを追加し、名前を付け、セルにデータを入力し、セルの書式を変更します。

ワークシートの削除

ワークシートを追加できるだけでなく、VBAを使用してワークシートを削除することもできます。

ワークシートを削除する例

Sub ワークシートを削除()
    On Error Resume Next
    Sheets("削除するワークシートの名前").Delete
    On Error GoTo 0
End Sub

この例では、指定したワークシートの名前を持つワークシートを削除します。

エラーハンドリングを使用して、指定したワークシートが存在しない場合にエラーが発生しないようにしています。

まとめ

今回はExcel VBAを使用して、ワークシートの追加、名前の付け方、位置の指定、カスタマイズ、削除について詳しく説明しました。

これらのコード例を使用して、Excelの作業を自動化し、効率的にデータ処理や報告書の作成を行うことができます。 Excel VBAを活用して、作業の生産性を向上させましょう。