この記事では、PowerShellについて、環境や起動方法などを詳しく説明します。
PowerShellとは
PowerShellとは、WindowsなどのOS用のコマンドラインシェルで、OSを細かく制御できます。
本サイトでは、Windows OS用のPowerShellについて説明します。
PowerShellは単なるコマンドラインシェルではなく、.NET Frameworkと統合されているため、.NET Frameworkのオブジェクトを操作できます。
また、PowerShellでは、コマンドプロンプトやWSH(Windows Script Host)環境で作成したスクリプトも使用できます。
PowerShellはWindowsServer2008以降に標準搭載されています。
Windows PowerShellの環境
Windows10に標準搭載されているPowerShellは5.0です。
本サイトでは、PowerShell5.0に基づいて記載しています。
PowerShell5.0は、.NET Framework4.5以降がインストールされているプラットフォームでのみ利用できます。
PowerShellコンソールの起動
PowerShellコンソールは、コマンドを入力したり、スクリプトを実行したりできます。
また、コマンドプロンプトと同じように、コマンドの履歴を呼び出すときに、上矢印や、下矢印キーを使用することができます。
Tabキーを使用すると、PowerShellのコマンドやパラメータを補完できます。
PowerShellコンソールの起動方法は、[スタート]→[Windows PowerShell]→[Windows PowerShell]をクリックします。
コマンドプロンプトから「PowerShell」と入力して起動することもできます。
PowerShellコンソールには32ビット版と64ビット版があります。
Windows PowerShell ISEの起動
Windows PowerShell Integrated Scripting Environment(Windows PowerShell ISE)は、PowerShellスクリプトやモジュールを記述する専用のコードエディタ、実行環境、デバッグ環境が統合されたGUI環境です。
PowerShell ISEは、[スタート]→[Windows PowerShell]→[Windows PowerShell ISE]をクリックします。
Windows PowerShell ISEにはスクリプトウィンドウ、実行ウィンドウ、コマンドウィンドウの3つのウィンドウがあります。
スクリプトウィンドウは、コマンドレットを入力したり、PowerShellスクリプトを記述するこができます。
実行ウィンドウもコマンドレットを実行できます。また、コマンドレットやスクリプトを実行した結果が表示されます。
コマンドウィンドウは、利用可能なコマンドレットやそのパラメータを表示したり、コマンドレットを実行したり、実行ウィンドウに挿入などができます。
コマンドプロンプトから「PowerShell_ise」と入力して起動することもできます。
Windows PowerShell ISEも32ビット版と64ビット版があります。
まとめ
今回はWindows PowerShellの特徴、コンソールなどの起動方法について説明しました。
PowerShellを習得すると、Windows OSを細かく制御することができるようになります。