PowerShellでの条件分岐はいくつかありますが、この記事では、if文の使い方について詳しく説明します。
if文とは
If文とは、指定した条件に基づいて異なる処理を実行できます。
形式
条件式が1つで、それ以外がない形式は次のとおりです。
条件式を()丸括弧で括り、 条件式の後に波括弧{}で処理部分を括ります。
PowerShellでは()丸括弧と{}波括弧のどちらも省略することはできません。
if (条件式) { 条件式が真の場合の処理 }
使用例
$n = 100 if ($n -ge 50) { Write-Host "50以上です。" } #実行結果 50以上です。
if~else~文
条件式が真か偽かで処理を分岐する場合に使用します。
if (条件式) { 条件式が真の場合の処理 } else { 条件式が偽の場合の処理 }
使用例
$n = 30 if ($n -ge 50) { Write-Host "50以上です。" } else { Write-Host "50より小さいです。" } #実行結果 50より小さいです。
If文を使用すると、例えば、5文字未満の場合に、5文字以上の入力を入力を促すことができます。
次の例は、5文字未満の場合は5文字以上の入力を要求し、そうでない(else)場合、は入力した文字を表示します。
入力を要求した場合のif文の使用例
$msg=Read-Host "文字を入力してしてください。" If ($msg.length -lt 5) { Write-Host "5文字以上入力してください" } else { Write-Host "入力した文字は" $msg "です" }
if~elseif~else~文
条件式が2つ以上ある場合は「elseif」 を使って処理を分岐することができます。
if (条件式1) { 条件式1が真の場合の処理 } elseif (条件式2){ 条件式2が真の場合の処理 } else{ どの条件にも当てはまらないの場合の処理 }
使用例
$n = 30 if ($n -eq 10) { Write-Host "10です。" } elseif ($n -eq 20) { Write-Host "20です。" } else { Write-Host "その他です。" } #実行結果 その他です。
まとめ
今回はPowerShellのIf文の使い方について説明しました。
参考
about If - PowerShell | Microsoft Learn