VBScriptを使用してMicrosoft Edgeを起動し、特定のページを表示し、Edgeを終了する方法について詳しく説明します。
VBScriptはWindows環境で実行できるスクリプト言語で、Edgeの自動化に役立ちます。
VBScriptを使用してMicrosoft Edgeを起動する
まず、VBScriptを使用してMicrosoft Edgeを起動します。
Edgeを起動するVBScriptコードの例
Set objShell = CreateObject("WScript.Shell") objShell.Run "msedge"
上記のコードでは、WScript.Shellオブジェクトを作成し、Runメソッドを使用してMicrosoft Edgeを起動しています。
これにより、Edgeがデフォルトのホームページで開かれます。
特定のページを表示する
特定のページを表示するには、Edgeのコマンドラインオプションを使用します。
特定のURLを開く例
Set objShell = CreateObject("WScript.Shell") objShell.Run "msedge https://pg-note.com/"
上記の例では、https://pg-note.com/ を指定していますが、表示したいページのURLを指定します。
このコードを使用することで、指定したURLのページがEdgeで開かれます。
Edgeを終了する
Edgeを終了するには、Edgeのプロセスを終了する必要があります。
VBScriptを使用してEdgeプロセスを終了するには、以下のコードを使用します。
Edgeを終了する例
Set objWMIService = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2") Set colItems = objWMIService.ExecQuery("Select * from Win32_Process Where Name = 'msedge.exe'") For Each objItem in colItems objItem.Terminate() Next
上記のコードでは、WMI (Windows Management Instrumentation)を使用してmsedge.exeのプロセスを探し、それらを終了します。
完全なVBScriptコード
Microsoft Edgeを起動し、特定のページを表示し、Edgeを終了する、という一連の処理は以下のように記述することができます。
Set objShell = CreateObject("WScript.Shell") ' Microsoft Edgeを起動 objShell.Run "msedge" ' 待機時間を設定(Edgeが起動するのを待つため) WScript.Sleep 5000 ' 5秒待つ ' 特定のページを表示 objShell.Run "msedge https://pg-note.com/" ' 待機時間を設定(ページが読み込まれるのを待つため) WScript.Sleep 5000 ' 5秒待つ ' Edgeプロセスを終了 Set objWMIService = GetObject("winmgmts:\\.\root\cimv2") Set colItems = objWMIService.ExecQuery("Select * from Win32_Process Where Name = 'msedge.exe'") On Error Resume Next For Each objItem in colItems objItem.Terminate() Next
このスクリプトは、Microsoft Edgeを起動し、特定のページを表示し、Edgeを終了します。
適切なURLや待機時間を設定してカスタマイズできます。
注意事項:VBScriptはセキュリティ上の理由から制約があるため、使用には注意が必要です。
必要なセキュリティポリシーに従い、信頼性のあるソースからのみスクリプトを実行してください。
また、スクリプトを実行する前に、適切な許可を確認してください。
まとめ
今回はVBScriptでMicrosoft Edgeを起動、終了する方法について説明しました。