VBScript スペシャルフォルダのパスを取得する方法

Windowsオペレーティングシステムでは、さまざまなスペシャルフォルダが提供されており、ユーザーやシステムのデータを保持するために使用されます。

例えば、デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードなどが一般的なスペシャルフォルダです。

この記事では、VBScriptを使用して、これらのスペシャルフォルダのパスを取得する方法を説明します。

VBScriptでスペシャルフォルダのパスを取得する

VBScriptを使用してスペシャルフォルダのパスを取得するには、WScript.Shellオブジェクトを使用します。

特定のスペシャルフォルダのパスを取得する例

Set objShell = CreateObject("WScript.Shell")
strSpecialFolder = objShell.SpecialFolders("Desktop")
WScript.Echo "デスクトップのパス: " & strSpecialFolder

上記のコードでは、WScript.Shellオブジェクトを作成し、SpecialFoldersメソッドを使用して特定のスペシャルフォルダのパスを取得しています。

上記の例ではデスクトップのパスを取得して表示しています。

必要に応じて、他のスペシャルフォルダにアクセスすることもできます。

 

一般的なスペシャルフォルダの名前

以下は、一般的なスペシャルフォルダの一覧です。

これらの名前を使用して、特定のスペシャルフォルダのパスを取得できます。

対象	指定値	フォルダの種類
全ユーザ対象	AllUsersDesktop	デスクトップ
	AllUsersStartMenu	スタートメニュー
	AllUsersPrograms	スタートメニュー/プログラム
	AllUsersStartup	スタートアップ
個人用	Desktop	デスクトップ
	Favorites	お気に入り
	Fonts	フォント
	NetHood	共有フォルダ情報
	PrintHood	共有プリンタ情報
	Programs	スタートメニュー/プログラム
	Recent	最近使ったファイル
	MyDocuments	マイドキュメント
	Startup	スタートアップ
	StartMenu	スタートメニュー

デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードフォルダのパスを取得し、表示する例

Set objShell = CreateObject("WScript.Shell")

' デスクトップのパスを取得
strDesktopPath = objShell.SpecialFolders("Desktop")
WScript.Echo "デスクトップのパス: " & strDesktopPath

' マイドキュメントフォルダのパスを取得
strDocumentsPath = objShell.SpecialFolders("MyDocuments")
WScript.Echo "ドキュメントフォルダのパス: " & strDocumentsPath

' お気に入りフォルダのパスを取得
strDownloadsPath = objShell.SpecialFolders("Favorites")
WScript.Echo "お気に入りフォルダのパス: " & strDownloadsPath

このコードは、3つの異なるスペシャルフォルダのパスを取得し、それらを表示する例です。

必要に応じて、他のスペシャルフォルダにアクセスするためにコードを変更できます。

まとめ

今回はVBScriptでスペシャルフォルダのパスを取得する方法について説明しました。

この方法を使用すると、特定のスペシャルフォルダのパスを簡単に取得できます。