本記事では、Jupyter Notebookのインストール手順を詳しく説明します。
参考: 【Python】インストール手順を分かりやすく解説(Window編)
Jupyter Notebookのインストール
Python がインストールされている環境かつ、Python が起動していない状態で、以下の手順を実施します。
1.コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力して Enter を押下します。
pip install notebook
2.インストールが完了したら、以下のコマンドを入力してJupyter Notebookを起動します。
jupyter notebook
3.jupyter notebook を実行すると、下記のようにコマンドプロンプトまたはターミナルにずらずらっと文言が表示され、少し時間が経過してから Web ブラウザ画面に、Jupyter notebook の Home 画面が表示されます。
エラー13が表示された場合の対応方法
PermissionError: [Errno 13] Permission denied: 'C:\Users\xxx\AppData\Roaming\jupyter\runtime\jpserver-6840-open.html'
1.エクスプローラーで、「C:\\Users\xxx\AppData\Roaming\jupyter\runtime」を開きます。
2.「runtime」フォルダを選択し、右クリックメニューから「プロパティ」をクリックします。
3.「セキュリティ」タブを選択し、「編集」をクリックし、フォルダに「管理者」権限を付与します。
Jupyter Notebookの基本操作
ノートブックの作成
1.以下のコマンドを入力してJupyter Notebookを起動します。
jupyter notebook
2.右上の「New」ボタンをクリックし、「Python 3」を選択します。
3.新しいノートブックが作成されます。
セルの実行方法
Jupyter Notebook では、「セル」と呼ばれるスペースにPythonコード(例えば「print(‘Hello Python!’)」)を入力して「Run(実行)」ボタンをクリックして実行します。
「Run」ボタンにはショートカットキーがあるので、セル内のプログラムを実行する際は「Ctrl」+「Enter」キーを押すか、「Shift」+「Enter」キーを押します。「Shift」+「Enter」キーは、実行後カーソルが下のセルに移動します。
また、それぞれのアイコンやメニューにはそれぞれコマンドが割り当てられています。
■Jupyter Notebookのアイコン
■Jupyter Notebookのメニュー
Jupyter Notebook には、エクスポート、インポート機能があり、他のパソコンで入力データを読み込むことができます。
Jupyter Notebook の「保存」ボタンをクリックすると「 .ipynb」形式のファイルとして保存されるので、他のパソコンでインポートして実行できます。
また、Python のソースコードである「 .py」ファイルとして出力したり、HTML 形式でエクスポートすることもできます。
Jupyter Notebookの終了方法
Jupyter Notebookのターミナル(コマンドプロンプト) に戻ります。
1.「Ctrl 」+「 C」 を押します。
2.Shutdown this notebook server (y/[n])? と表示されたら y を入力して 「Enter」 を押下します。
3.Jupyter Notebookが終了します。
まとめ
本記事では、PythonのJupyter Notebookをインストールする方法について詳しく説明しました。
・Pythonをインストールする。
・pip install jupyter でJupyter Notebookをインストールする
・jupyter notebook コマンドで起動する
・基本操作を習得する
Jupyter Notebook ではセル単位でコードを実行でき、実行結果や変数の状態をノートブック内に保持できるため、学習や開発に使用すると便利です。
ぜひ活用してみてください!